福祉医療機構は、融資先の病院による建設(新築)の費用が2023年度は1平方メートル当たり41.1万円だったとするリサーチレポートをまとめた。22年度の40.9万円から0.5%上昇し、データがある10年度以降でこれまで最高だった21年度の42.3万円に次ぐ高さだった。【兼松昭夫】
一方、ユニット型特別養護老人ホームの平米単価は34.2万円(22年度は32.7万円)で、調査を開始した08年度以降で最高額を更新した。
福祉医療機構では、福祉・医療施設の建設費は高止まりの状況にあるとして、施設の整備に当たっては、建設コストの上振れをあらかじめ想定するなどの対応がこれまで以上に必要になると呼び掛けている。
平米単価は、建築の延床面積(工事費対象部分)に占める建築工事費のこと。23年度の単価は、融資先の18病院とユニット型特養40施設の平均額をそれぞれ割り出した。
(残り289字 / 全667字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】