国立大学病院長会議の大鳥精司会長(千葉大医学部附属病院長)は19日に開いた記者会見で、医療機器の整備で558億円、医師の働き方改革関連で387億円などの財政支援を求める2024年度の大学病院関連要望事項を明らかにした。【松村秀士】
要望事項は、大学病院を支援する議員連盟に提出済みで、厚生労働省にも提出するかどうかは未定という。
国立大学病院長会議によると、18年からの5年間で施設や設備に必要な財源を自施設で確保できたのは全42大学病院のうち、わずか4大学。残りの38大学は確保できず、1年当たりの不足額は計558億円に上った。
会見に出席した熊本大学病院長の平井俊範氏は、「当院でも建物や医療機器の老朽化が進んでいるので財政支援をお願いしたい」と述べた。
国立大学病院長会議の24年度の要望事項はほかに、
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