医師の時間外労働の上限を規制する制度が4月に施行されたのを受けて、「医療機関勤務環境評価センター」(日本医師会)は、これまで上限を「A水準」(年960時間)としていた医療機関に長時間労働になる見込みの医師がいるなら、労働時間を短縮する取り組みへの評価を受けるよう呼び掛けている。【兼松昭夫】
休日を含む時間外労働が年960時間を超える長時間労働の医師が1人でもいる医療機関は、センターの評価を受けた上で都道府県に指定申請を出し、年1,860時間に上限を緩和する特例水準の適用を受ける必要があるため。
センターでは、必要書類を受け付けてから医療機関に評価結果を通知するまでに手続きが順調に進んでも4カ月程度はかかるとしている。
全国の医療機関から受け付けた評価の申し込みは10日現在、490件。センターでは、そのうち4月以降の申し込み件数は明らかにしていない。
一方、厚生労働省によると、
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