日本医師連盟（日医連）は、来年夏の参院選で日本医師会常任理事の釜萢敏氏を日医連組織内候補として擁立することを決めた。31日に開かれた記者会見で釜萢氏は、日本の優れた医療・介護提供体制を維持するため「全力で取り組んでまいりたい」と表明した。【松村秀士】

　釜萢氏は、医療分野での特に取り組むべき課題として、医師の養成数の問題や研修の在り方、専門医としての道筋の立て方などを挙げた。また、医療・介護提供体制の持続可能性を担保するために必要なところに必要な財源をどう確保するかも重要な課題だと指摘。「全体をよく見てバランスの取れた形で、多くの方の納得をいただくという作業に取り組まなければならない」と強調した。

　日医連の松本吉郎委員長（日医会長）は会見で、

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