4月に始まる医師の時間外労働の罰則付き上限規制への不安や懸念について勤務医1,782人の半数超が収入減少を挙げていることが、メドピア(東京都中央区)の調査で分かった。業務負荷が増えることへの懸念の声もあった。【松村秀士】
調査は、2023年10月20日から25日にかけて、同社が運営する医師専用コミュニティーサイトに登録する勤務医を対象に実施。医師の働き方改革の対象者1,782人分を集計した。
上限規制の適用により長時間労働が改善されることを期待しているかどうか尋ねたところ、「どちらともいえない」(39.6%)との回答が最も多く、「とても期待している」「期待している」が合わせて32.4%。一方、「あまり期待していない」「期待していない」は合わせて28.0%だった。
上限規制の適用に期待していること(複数回答)で最も多かったのは、「休日・休暇が十分に取れること」(49.6%)だった。次いで、「健康的な生活ができること」(39.9%)や「プライベートの時間を十分に取れること」(39.2%)なども多かった。
一方、不安や懸念点については(複数回答)、51.6%の勤務医が「収入減少が見込まれること」を挙げた。ほかにも、
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