厚生労働省は10日、「マイナ保険証」に対応済みの病院と診療所のそれぞれ7割近くが、マイナ保険証で入手する診療履歴や薬歴などの情報を活用していないとする調査結果を、中央社会保険医療協議会に報告した。【兼松昭夫】
調査は、2022年度の診療報酬改定の影響を明らかにするため、中医協の診療報酬改定結果検証部会が7-9月、病院や診療所などを対象にそれぞれ実施。
マイナ保険証への対応に必要なオンライン資格確認システムの導入状況や、マイナ保険証から入手した診療情報や薬剤情報などを患者の同意を得て活用しているかを導入済みの病院や診療所にそれぞれ質問し、病院から968件(有効回答率48.4%)、診療所からは909件(45.5%)の有効回答を回収した。
調査結果によると、
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