政府が10日に閣議決定した2023年度の補正予算案で、厚生労働省はDXやイノベーションの推進に1,828億円を計上した。このうち、「マイナ保険証」の利用が増えた医療機関などへの支援に217億円、電子処方箋の活用・普及の促進事業に167億円を充てた。【松村秀士】
マイナ保険証の利用を進めるため、厚労省は初診や再診などでのマイナ保険証の利用の増加量を基準として医療機関に支援金を交付する。
また、23年10月末から24年3月末までのいずれかの月のマイナ保険証の月利用件数の総数が1台当たり500件以上の医療機関などが、顔認証付きカードリーダーを増設した場合に費用の一部を補助。病院については利用件数などに応じて最大で3台増設分までを補助の対象とする。
電子処方箋では、医療機関や薬局への導入費用の助成を補助する。医療機関などは助成金とほかの補助金を併せて
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