日本製薬団体連合会(日薬連)が行った医薬品の供給状況の調査結果によると、出荷を制限しているか停止している医薬品は8月現在、回答があった1万7,450品目のうち、合わせて3,988品目(22.9%)だった。【兼松昭夫】
出荷制限・供給停止の品目の割合は、5月の調査から4回連続で22%台で推移している。日薬連では、医療機関や薬局が必要な医薬品を入手するのが困難な状況が続いているとして、増産への対応や出荷制限の解除を製薬各社に呼び掛けている。
「医薬品供給状況にかかる調査」は、医療用医薬品の供給の実態を明らかにするため、日薬連が厚生労働省と連携して4月分から毎月行い、医療用医薬品の供給状況や、限定出荷・出荷停止の解消見込みなどを把握している。
8月の調査は、同月末時点で薬価収載されている全1万8,443品目を対象に9月7日にかけて実施し、うち1万7,450品目の回答を得た。
調査結果によると、
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