光熱水費や食材費の高騰、人材不足が新型コロナ禍で顕著となり、安定的な病院給食を提供するのが不可能な状態に陥っているとして、日本病院会など四病院団体協議会は、病院給食制度の抜本的な改革を求める要望書を加藤勝信厚生労働相宛てに提出した。抜本改革が行われるまでの間は入院中の食事療養に必要な費用を適正な額に改めることも強く求めている。【松村秀士】
要望書では、病院給食業務の見直しや院内で取り扱う食事の種類の集約化、セントラルキッチン方式や新しい調理システムの導入を進めるなど、医療機関が努力しているが、「抜本的解決には至っていない」と説明。
その上で、現状ではもはや
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