日本製薬工業協会の岡田安史会長(エーザイ代表執行役COO)は16日記者会見し、国内医薬品市場が停滞し投資意欲が低下している中で、投資を呼び込む魅力的な市場とするため、2030年までに全体で年率1-2%、平均1.4%程度の微増が許容される必要があるとの考えを示した。長期収載品は、特許満了後速やかに価格を引き下げて後発品に置き換え、その中で、新薬創出等加算品は4-5%の成長が見込めるとした。【ライター 設楽幸雄】
岡田会長は、国内医薬品市場の15年以降20年までの5年間の成長率は、全体で0.9%減となり、そのうちの特許品も0.1%減とわずかながらもマイナスになっている中で、日本市場への投資意欲が低下し、ドラッグラグやドラッグロスが生じており、「日本の医薬品市場は世界から取り残されるのではないか」と指摘。
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