医療分野のDXが実現すれば医療現場にどのようなメリットがあるのか、国は何を目指しているのか。シリーズの3回目では、政府内でのこれまでの議論などを整理する。【松村秀士】
医療DXの実現に向けた施策の柱は、▽全国医療情報プラットフォームの創設▽電子カルテ情報の標準化など▽診療報酬改定DX-の3つ。政府は、これらの取り組みを同時並行で進める。
具体的には、2021年10月に本格運用が始まったオンライン資格確認システムのネットワークを拡充し、レセプトや特定健診の情報に加え、予防接種や電子処方箋の情報、電子カルテといった医療全般にわたる情報を共有・交換できる全国的なプラットフォームを作る。
■来春に工程表-政府・推進本部
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