政府の規制改革推進会議は22日、医療など重点4分野の中間取りまとめを行った。医療分野では、疾患や患者の状態によってはオンラインのみで診療が完結するケースがあることを明確化するよう厚生労働省に求めた。厚労省は、オンライン診療を適切に提供するための指針の見直し案を17日に公表し、それへの意見募集を行っている。内閣府によると、オンラインのみで診療が完結するケースがあることは、改訂版の指針のQ&Aに明記することで合意済み。【兼松昭夫】
指針の見直し案では、対面診療を日頃から行うなど、患者のことを把握している「かかりつけの医師」が、対面での診療を組み合わせてオンライン診療を行うのが基本だとしている。
規制改革推進会議は、岸田政権が立ち上げた「デジタル臨時行政調査会」が統括する新体制でこの日会合を開いた。医療分野では、オンライン診療・服薬指導の促進のほか、
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