福祉医療機構(WAM)がモニター病院を対象に3カ月ごとに実施している病院経営動向調査によると、一般病院150施設の2021年6月の医業収支のDI(経営状況の指数)は▲18で、赤字病院割合が黒字病院割合を18ポイント上回るが、1年前の▲53からは大きく改善した。しかし、逆に黒字病院の方が多かった2年前に比べると、依然として厳しい状況にある。【ライター 設楽幸雄】
6月の一般病院の医業収支DI▲18は、コロナ感染拡大第1波直後の20年6月に陥った最悪の▲53からは大きく改善した。だが、依然として、赤字病院の割合が黒字病院の割合を大きく上回っている状態に変わりはない。
また、コロナ禍前の19年6月調査の結果を見ると、医業収支DIは+14で、黒字病院の割合が赤字病院の割合を14ポイント上回る状態となっていた。一般病院は、黒字が多数派だった。
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