5月診療分の医療保険医療費は、社会保険分が9,107億円(患者負担分除く)で前年同月比12.4%減、国民健康保険分は2兆196億円(患者負担含む)で同11.5%減となり、両者を合計すると、2兆9,304億円で同11.8%減となった。4月は国保が1桁のマイナスだったため合計も8.4%減と1桁にとどまったが、5月は国保が2桁のマイナスとなり、合計も2桁のマイナスになった。ただ、5月のマイナス幅拡大は、前年同月比で平日数が1日少なかったこともある。【ライター 設楽幸雄】
5月診療分の医療保険医療費を診療種類別に見ると、医科入院は社保9.5%減、国保10.3%減で合計10.1%減、医科入院外は社保17.5%減、国保13.9%減で合計15.2%減、歯科は社保10.0%減、国保22.5%減で合計16.9%減、調剤は社保9.2%減、国保8.5%減で合計8.8%減となった。
4月に比べると、総額のマイナスが3.4ポイント拡大した中で、医科入院は3.9ポイント拡大、医科入院外は2.0ポイント拡大、歯科は1.0ポイント拡大、調剤は6.0ポイント拡大となっている。医科入院と調剤が総額の拡大幅を上回った。
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