介護保険事業(支援)計画に初めてリハビリテーションサービス提供体制に関する目標を盛り込むのを支援するため、厚生労働省は自治体に示す「手引き」の作成を進めてきた。有識者からの指摘を受けて書きぶりなどを修正し、今夏開催される自治体の計画策定に関わる担当者を対象にした研修会などで周知を図る。【吉木ちひろ】
市区町村は第8期介護保険事業計画の策定に向け、計画に盛り込むサービス見込み量の設定作業を8月にも始める。要介護者への維持期・生活期のリハビリテーションが介護保険に移行され、リハビリテーション提供機会の確保や、地域差の是正を図る必要性が高まっていることなどを受け、第8期計画には要介護者・要支援者に対するリハビリテーションの目標も記載することになった。
厚労省の「要介護者等に対するリハビリテーション提供体制に関する検討会」は、市区町村が目標を策定する際に参考にする「指標」の在り方のほか、指標の意味付けやデータの見方、計画策定に当たっての活用方法などを伝える「手引き」の取りまとめを進めてきた。
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