全国老人福祉施設協議会(全国老施協)は新型コロナウイルス感染症への対策などに関する緊急調査の結果を6日、公表した。国や自治体への施策要望を把握するための調査で、回答した会員施設のうち、約3割の施設がマスクや消毒用アルコールについて「感染症が蔓延しない場合でも3月中に足りなくなる」と回答している。全国老施協は厚生労働省の老健局長に対してこうした高齢者介護施設の窮状を訴え、有効な施策を早期に講じるよう求めている。【吉木ちひろ】
調査は全国老施協の代議員など209施設に対して実施。4-5日に139施設が回答した。
それによると、感染対策に必要な備品のうち「マスク」について25.9%の施設が、「消毒用アルコール/エタノール等」について29.5%の施設が、「感染症等が蔓延しない場合でも3月中に足りなくなる」と回答した。また、これらについて「感染症等が蔓延しても、他施設には融通可能」と回答した施設はなかった=表=。
老施協の資料から抜粋
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