7対1病床の削減が大きな課題となる次期診療報酬改定に向け、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の該当患者割合要件の見直しが焦点となっていく。中央社会保険医療協議会では、必要度IIを推進する方向が確認され、A項目とC項目の見直しも合意された。該当患者の基準(2)の廃止を含めた見直しもある。該当患者割合は、C項目の見直しで大きく増加するが、A項目と基準(2)の見直しは減少の方向だ。それらを含め、必要度IIの現行要件25%は、ある程度の引き上げが予想される。【ライター 設楽幸雄】
厚生労働省は、15日の中医協・総会に、▽看護必要度IIの推進▽該当患者の基準(2)の急性期入院患者の指標としての考え方▽A項目・C項目の評価対象の整理▽それらの見直しによる影響を踏まえた該当患者割合の要件の検討-を論点として提示した。
議論の結果、看護必要度のIIの推進、A・C項目の見直しと、該当患者割合要件の検討については、ほぼ合意した。
(残り1403字 / 全1814字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】