【株式会社ジャパンコンサルタント アンド メディカルサービス代表取締役 森清光】
師走に入り、多くの病院の管理部門は年末ボーナスの支払いや年末調整書類の処理など、平成最後の年越しに向けて、多忙を極めているのではないでしょうか?
また、昨今の厳しい経済・診療報酬制度により、2018年度は病院経営に苦心されている先生も多く見られました。残念ながら、19年度は消費税も増税されることから景気は冷え込むとみられ、患者数減などで、病院経営も一層の努力が必要となるでしょう。
話は戻りますが、一般的に年末は税金の支払いや職員のボーナスなど支出が重なる時期であり、現金が枯渇しやすい時期でもあります。
例えば年末に起こった、こんな話がよくあります。
年末の支払いが重なり、現金預金残高が少ない状況で設備の故障により新たに急ぎで資金の支出が必要となった。金融機関に融資の依頼をしたが、年末の融資は混み合いや休みの関係で審査に時間がかかり、職員への給料支給が一時的に遅れ、離職につながった―。
(残り1342字 / 全1780字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】