7対1から10対1への転換促進を狙った急性期入院基本料の大幅組み換えだったが、橋渡しとして設定された「急性期一般入院料2」への転換を届け出たのは、全国で32病院にすぎず、転換病床数は4151床にとどまっていることが明らかになった。「急性期一般入院料3」の届け出はまだない。7対1病床数は、2016年度以降は減少傾向にあるが、その流れにやや上乗せする程度となったようだ。【ライター 設楽幸雄】
各地方厚生局が公表している施設基準の届け出状況は8月9日時点で6月1日現在と7月1日現在に分かれるが、それをそのまま集計した。
「急性期一般入院料2」を届け出た32病院は、14都府県に分かれる。北海道が6病院で最も多く、以下、広島県5病院、千葉県と東京都4病院、静岡県3病院、長野県2病院と続き、1病院が山形・茨城・神奈川・石川・滋賀・大阪・熊本・大分の8府県。
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