2015年1月に策定された新オレンジプランで、「認知症カフェ等の設置」が目標として新設された。家族を含めた介護者が情報交換をしたり、相談をしたりすることで自身の負担を軽減すると同時に、認知症を早期に発見することも目的の一つだ。福祉施設や薬局など、さまざまな立場で専門性を生かした認知症カフェが開かれている中で、10人前後の医師や薬剤師、ケアマネジャーなど多職種の専門家が参加する認知症カフェが、昭和大病院附属東病院(東京都品川区)で行われている。【齋藤栄子】
6月25日、同院2階のカフェスペース前にある待合席で、何組かの高齢者がおしゃべりに興じていた。この日は、毎月第4月曜日の午後3時半から行われる「もの忘れカフェ」の開催日だ。「満席になると困るから、早く来てカフェが開くのを待っている」という。
(残り1657字 / 全2008字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】