2018年度診療報酬改定の「外来医療」の方向性は、社会保障審議会の医療保険部会と医療部会が取りまとめた基本方針の中に、外来医療の機能分化と重症化予防への取り組みの推進などが明記された。大病院受診時の定額負担の見直しのほか、遠隔診療の評価が焦点になる。中央社会保険医療協議会(中医協)のこれまでの議論を振り返る。【君塚靖】
■受診時定額負担の対象病院「400床以上」に引き下げか
中医協では、外来医療の機能分化に向けて、紹介状なしの大病院受診時の定額負担の基準を見直す方向となった。16年度改定により、特定機能病院と一般病床500床以上の地域医療支援病院は、紹介状なしで受診する外来患者から定額負担を徴収している。
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