四病院団体協議会(四病協)は来年度予算に関する要望書をまとめ、加藤勝信厚生労働相に提出した。診療・介護報酬の同時改定について、改定率がそれぞれ実質マイナスになれば「医療、介護は先細りしていくしかない」と警鐘を鳴らし、国民の安心を損なわないものにすべきだと訴えた。また、地域医療介護総合確保基金の配分を地域医療構想調整会議と切り離して行う必要性も主張した。【佐藤貴彦】
要望書は15日付。この中で、次の医療計画が始まったり、同時改定が行われたりする来年度が「医療、介護にとって重要な節目の年」だと指摘。政府が目指す「一億総活躍社会」の実現に医療の下支えが欠かせないことから、制度の見直しなどをうまく進めるため、予算を十分に充てるよう求めた。
その上で、特に要望する7項目を挙げ、「医療、介護を先細りさせない診療報酬、介護報酬同時改定」や「地域医療介護総合確保基金の配分」の方針の見直しなどを求めた。
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