国際医療福祉大大学院は19日、訪日外国人が病気やケガをした場合に適切な医療を提供するための体制整備に向け、「国際医療マネジメントケース研究会」を開催した。この中では、NTT東日本 関東病院(東京都品川区)で実際にあった脳卒中で救急搬送されてきた外国人観光客のケースで、受け入れから帰国までの一連の流れと、そこでの医療コーディネーターなどの対応が報告され、受講者の病院関係者らが自院で同様なケースが起きた際に対応が可能かや、体制で改善すべき点などについて話し合った。【君塚靖】
この国際医療マネジメントケース研究会は、同大大学院の医療通訳・国際医療マネジメント分野(岡村世里奈准教授)が主催した。初めてとなる同研究会には、全国の病院関係者や医療通訳といった現場で訪日外国人や在留外国人などへの医療提供に直面している当事者が集まった。
(残り2853字 / 全3216字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】