7対1を届け出る病院は全国に1502施設(1月時点、10対1と病棟群単位で届け出る病院を除く)あるが、その実情はさまざまだ。そこで、7対1の届け出病床の規模や、病院が果たしている機能などを2回にわたって紹介する。1回目は、7対1を届け出る病院が、高度急性期機能を果たす病院ばかりなのかどうかに焦点を当てる。【佐藤貴彦】
■千床超で7対1届け出る大型病院も
CBnewsは地方厚生局に情報開示を請求するなどして、1月時点で7対1を届け出ていた病院数や病床数を集計した。7対1病床数ごとの分布はグラフ1の通り。平均値は237.6床、中央値は203.5床だが、10床刻みだと90床台(54施設)や40床台(53施設)、150床台(同)などが多い。
中には、1000床を超える大型病院もある。具体的には、東京女子医科大病院(東京都新宿区)の1159床が最も多く、倉敷中央病院(岡山県倉敷市)の984床がこれに続く=表1=。
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