在宅復帰率が高い介護老人保健施設(老健)ほど、施設内での看取りに積極的であることが、厚生労働省の「平成27年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査」(2016年度調査)で分かった。また介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム、特養)の非常勤の配置医のうち、約半数は入居者に医療的なケアの必要性が生じた場合、勤務日以外でも対応することも分かった。【ただ正芳】
16年度調査の概要については、厚労省が社会保障審議会介護給付費分科会の介護報酬改定検証・研究委員会で示した。
このうち、「介護老人保健施設における施設の目的を踏まえたサービスの適正な提供体制等に関する調査研究事業」では、4062カ所の老健に、郵送によるアンケート調査を実施。1874カ所から有効回答を得た。
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