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精神神経用剤や抗不安剤のうち、乱用などの恐れのある薬物については、法律が規定する「向精神薬」に指定され、内服薬の処方日数は健康保険法の「療養担当規則」などで、「14日分」「30日分」「90日分」のいずれかを上限にすることになっている。
向精神薬などの指定に関する改正政令が来月14日に施行されるのに伴い、新たに指定される3つの物質のうち、エチゾラムとゾピクロンは公的医療保険の対象となっているため、今回、中医協で対応を協議した。
厚生労働省が昨年5月の保険薬局の調剤医療費について調べたところ、エチゾラムとゾピクロンの処方日数は、「30日以内」が共に全体の85%前後を占め =グラフ= 、平均処方日数はエチゾラムが27.0日、ゾピクロンが26.8日だった。
患者や医療現場への影響を懸念する「日本精神科病院協会」から、30日分までの処方を求める要望書が出ていたことなどを踏まえ、同省は処方日数の上限を30日にすることを提案し、総会がこれを了承した。
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