300床未満の「中小規模病院」では、短所として捉えがちな新卒職員の採用難などを、「特長」として捉え直すべき-。こうした視点を盛り込んだ「中小規模病院の看護管理能力向上を支援するガイド」を、手島恵・千葉大大学院教授が研究代表者を務める研究班が公表した。中小規模病院の看護部長らに求められる考え方などが示されている。【佐藤貴彦】
同ガイドは、厚生労働省の研究事業の一環として作成されたもの。研究事業で実施した、中小規模病院の院長らへのアンケート調査や、先駆的な取り組みを行っている中小規模病院の看護管理者へのインタビュー調査の結果を基に、看護管理者に求められる能力・役割などを分析している。
さらに、マイナスの要素として捉えられがちな中小規模病院の特徴を、「特長」として捉えて看護職員を管理する手法を提案。既に実践している病院の事例を挙げながら、看護管理者に発想の転換を促している。
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