【医療法人聖ルチア会 聖ルチア病院 はなまる委員会委員長 加藤千草】
医療法人聖ルチア会聖ルチア病院(福岡県久留米市)は、精神科医療サービスを提供する病院として263床を有し、そのすべてを開放病棟として運営しています(精神科急性期治療病棟54床、精神療養病棟52床、認知症治療病棟50床、精神一般2病棟107床)。また、精神科デイケア、デイナイトケア、ショートケア、重度認知症患者デイケア、訪問看護ステーション、グループホームも併設しており、退院後の就労や地域生活支援にも積極的に取り組んでいます。スタッフ数は249人(男性 65人、女性184人、平均年齢42.1歳)。多職種連携によるチーム医療を展開しています。
当法人では、これまでにも積極的に勤務環境の改善に取り組んでおり、雇用優良事業所として県や市から表彰されるなど、外部から高い評価が得られています=表=。しかし、その反面、職員アンケートを行うと、「職場として家族や知人に薦めたい」と 思っている割合はそれほど高くなく、同じように職員満足度アンケートを行っている病院と比較しても、「職場として薦めたい」は全国平均を下回っていることが分かりました。
そこで、「有能な人材を確保し、新しい精神科医療を展開していくための重要なステップ」として、理事長がさらなる勤務環境の改善を目指すことを決意。「県医療勤務環境改善支援センター」のサポートも得ながら、職員自ら勤務環境改善に取り組む院内委員会を設置することになりました。
次回配信は3月8日5:00を予定しています
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