中央社会保険医療協議会総会は2日、診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」から、2014年4月の消費税率8%への引き上げに伴う、診療報酬による補てんの状況を把握する調査結果の報告を受けた。この中で、消費税負担を診療報酬で手当てする手法は限界との意見でほぼ一致したものの、医療機関等全体で見ると「おおむね補てんされている」ことから、厚生労働省は16年度診療報酬改定で、基本診療料を中心に上乗せする手法や点数の変更は見送る。【君塚靖】
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