瀬戸内地域の若手病院職員が立ち上げた勉強会「瀬戸内医療情報ネットワーク(せとねっと)」のメンバーらによるリレー連載。昨年の連載「若手職員たちのリアル」で注目された「せとねっと」の活動のその後や、「医療情報と地域連携」への思いなどを若手たちがつづります。 |
「医療情報実務者」-。聞き慣れない方は、「何だか小難しい」と感じるかもしれません。また、日ごろから医療情報に携わっている方からは、「医療情報とは、どこからどこまでの範囲を指すのだね?」と指摘されるかもしれません。実際、「医療情報」という言葉は時に狭義に、時に広義に使用されています。ここでは「病院を運営する上で必要な情報」と広く解釈し、その一種である診療情報などを扱う方々も含めて「医療情報実務者」と呼ばせていただきます。
■「医療情報実務者」として経営を意識
私は2013年1月、若手病院職員が自ら学び、研さんし合う場をつくろうと、同志たちと「せとねっと」を立ち上げました=連載「若手職員たちのリアル:せとねっと」=。一方、勤務する病院では、診療情報管理士として診療情報管理室や企画課に所属し、患者さんの受診データから疾病統計を算出したり、医療費を分析したりなど、「院内のさまざまな情報をいかに価値あるものに変えることができるか」を考えていました。そして今年1月からは新たな職場に移り、医療情報実務者として医療情報室で勤務することになりました。
次回配信は9月17日5:00を予定しています
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