【岐阜大医学部附属病院 薬剤部副部長 鈴木昭夫】
2012年度診療報酬改定において、従来の「薬剤管理指導料」とは別に「病棟薬剤業務実施加算」が入院基本料の加算として新設されました。この加算は、薬剤師の病棟配置とチーム医療の推進を図り、医師の負担を軽減するとともに薬物療法における安全性を向上させることを狙いとしています。しかし、薬剤師がチーム医療の一員として病棟でどんな業務にかかわるのか、それによって患者はどんなメリットを得られ、医療経済・病院経営にどんなインパクトがあるのか、評価に関する議論はまだ不十分なのが現状です。
次回配信は6月9日5:00を予定しています
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