■“誤報”で職員が半分に減った特養 4月28日の正午近く、川崎市にある特別養護老人ホーム「緑陽苑」の森重玲子施設長は、施設内の巡回に向かった。100床近くの施設にしては、職員の数が少ない。そんな中、ある職員が、勤務ローテーションについて改めて相談したいと話し掛けてきた。職員とミーティングを約束した後、施設長は小さくため息をついた。 「ローテももっと工夫しないと…。仲間が半分に減っちゃったんですから」 昨年5月、「緑陽苑」に関する新聞報道があってから、職員が減り始めたのだという。 (残2222字/全2756字)
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