「10月に、病院団体が推薦する中央社会保険医療協議会(中医協)の委員の任期が切れます。そのため、7月までに速やかに、スムーズに、次の委員を選ぶのが最初の仕事になります」。4月から日本病院団体協議会(日病協)の代表者会議の議長に就任する楠岡英雄氏(国立病院機構大阪医療センター院長)は、こう語る。その背景には、2011年に候補者を一本化できず2人を推薦したり、13年に5人の候補者の絞り込みに難航したりと、異例の事態が続いてきた経緯がある。慎重に進めたいとする楠岡氏に話を聞いた。【聞き手・坂本朝子】
日病協はもともと、病院団体の代表としての中医協委員をどう選ぶかというところから出発しましたので、やはりそれがメーンの仕事です。次期委員は基本的に3か月前までに推薦することになっていますので、4月から7月までの間に決める必要があります。
前回、私は参加していませんでしたが、決める際にかなり難航しました。そのため、その後、申し合わせ事項がつくられていますので、それを基にした新しい代表を選んでいく予定です。
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