【株式会社MMオフィス代表取締役 工藤高】
■関東・近畿の大都市圏の患者が増えている
本年4月の診療報酬改定以降、さまざまな急性期病院で「患者数が減っている」「ベッドが空いている」「例年の4月、5月の患者の減り方よりも厳しい」といった声を聞いた。もちろん、一部にはこれに当てはまらない絶好調病院もあるのだが、多くの病院では経営的に厳しかったのではないだろうか。
ただし、個別の病院の分析データを紹介しても参考になることは限られている。そこで9月5日の中央社会保険医療協議会(中医協)DPC分科会で公開された最新DPC公開データを用いて、患者受療動向から見えてくることを大局的に考えてみたい。
次回配信は、10月8日5:00を予定しています
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