がんの増加や治療の進歩に伴い、働きながら治療を受けるがん患者が増加している。しかし、中には休職や退職を余儀なくされるケースもあり、がん患者に対する理解や就労支援の必要性が高まっている。そのような中、大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)はこのほど、企業にもがん患者について理解を深めてもらおうと、事業主や衛生管理者、人事担当者、労務担当者らを対象に研修会を実施した。【坂本朝子】
研修会では、医師によるがんの治療やその副作用についての解説、看護師によるがん相談支援センターの取り組みの紹介があり、実際にがんの治療を受けながら働き続ける患者からの報告もあった。また、産業カウンセラーが雇用管理上のポイントなどを紹介した。
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