前回はスライドの作り方について、1つのコンセプト「Less is More(より少ないことはより豊かなこと)」と4つの構成要素(文字、色、図、画)を説明しました。今回のテーマは、プレゼンテーションの際の話し方です。
本題に入る前に、Facebookページ「医療介護大会議」(https://www.facebook.com/daikaigi)に投稿された質問にお答えしたいと思います。
なぜ、スティーブ・ジョブズ(※編注)のまねをすると失敗するのか―。それは、「自分らしさ」を失ってしまうからです。
プレゼンの第一人者として有名な米国のガー・レイノルズ氏は著書の中で、効果的なプレゼンを生み出すためには、「『自然さ』が鍵となる」と語っています。自然さとはつまり、「自分らしい」ということです。
聞き手はジョブズではなく、あなたのプレゼンを聞きたいと思っているのです。だからこそ、「自分らしさ」とは何かを考え、それに向き合い、そして大切にしてください。
■話し方=言葉+声のトーン+ボディランゲージ
話し方には、▽言葉(言語的要素)▽声のトーン(音声的要素)▽ボディランゲージ(視覚的要素)―の3つの要素があります。それぞれ解説していきましょう。
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