【医療法人清梁会高梁中央病院 法人事務局企画課 中田悠太】
「病院で、自分は独りです。でも、せとねっとに参加すると自分は独りではないことを実感できます。これまでは、今後について漠然と考えるばかりで不安だらけでしたが、せとねっとでさまざまな方のリアルな意見を聞くことで、自分が今、病院で何をすべきなのか明確になっています」
事実、せとねっと参加者に行ったアンケートでは、「院内で孤独感、疎外感を感じることはあるか」との問いに「ある」と答えた人は、42人中計23人と、半数以上に上りました。
■少人数部署の孤独感
事務系部署の中でも、診療情報管理室やシステム室、秘書室などは、大人数で構成される事務部門から独立している施設も多いことと思います。これはカルテ庫やサーバー室が必要であるためや、病院のコア情報を守るためといった業務内容に依存する理由に加え、診療報酬の施設基準や医療機能評価の評価基準を順守するためという理由で編成されているからでしょう。中小規模の施設においては、これらの部門をそれぞれ1人の職員で背負っていることも珍しくはありません。
(次回の記事配信は3月19日12:00を予定しています)
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