X(当時72歳)は、2001年(平成13年)4月18日、A病院で冠動脈バイパス術(CABG)を受け、同年6月13日、植え込み型除細動器(ICD)の植え込み術を受けました。その後、リハビリテーションを継続する目的でY1の開設するB病院へ転院し、さらに同院の系列施設であり、Y2の開設する介護老人保健施設C(以下、Y1およびY2を合わせて「Yら」といいます)へ入所しました。同年8月3日、ICDの植え込み部分に感染症が生じたことから、XはB病院においてICDの摘出術を受けるなど、その後もB病院への入退院を繰り返しました。
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