【社会医療法人石州会六日市病院 事務次長兼財務経理課長 岩本浩見】
医業収入(売上)は病院会計の根幹です。会計処理を正確に行うのは基本中の基本でしょうが、再確認の意味でお読みください。
医業収入の会計処理のための基本資料は、医事課が作成します。ここでは、経理課と医事課の連携が非常に大切です。
医事課は会計の知識が乏しいこともあるため、経理課が会計処理に「ふさわしい資料」(税務・会計の証書書類として整備している資料)のつくり方を伝授し、その上で必要なデータを提供してもらいます。
レセプトに関する書類は、税務調査のほか、立入検査などでも「証拠資料」になります。細かな書類や資料は医事課が持っていますが、医事課が保存する書類も、税法上で原則7年間の保存が義務付けられています。このルールを守りましょう。
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