【日本医業経営コンサルタント協会東京都支部理事中小病院研究会 吉崎隆】
2015年にはがん患者の数が540万人になり、国民の2人に1人ががんで亡くなる時代が到来すると予測されています。放射線治療はがんの低侵襲治療法として広がっています。日本ではがん患者の3割が放射線治療を受けていますが、欧米では6割に上ります。国は欧米並みに引き上げる意向です。
がん診療連携拠点病院数は397施設(2013年8月時点)で、強度変調放射線治療(IMRT)対応施設は約390です(月刊新医療2010年12月号設置施設名簿より集計)。二次医療圏は348ですから、がん対策基本推進計画の治療機器の整備目標は、ほぼ終了しています。
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