【中外合同法律事務所 弁護士、薬剤師 赤羽根秀宜】
今回は、薬剤師が調剤にかかわるミスをし、そのために健康被害が発生してしまった場合の患者さんへの対応について説明したいと思います。
調剤過誤発生時の具体的な患者への対応は、誠意を尽くし、患者の感情を和らげ、理解を得ることが何より重要です。その一方で、法的に「適正な解決」を意識することも必要となります。そのような対応をするための画一的な方法などはなく、結局はケース・バイ・ケースになりますが、最低限押さえておくべきポイントはあります。これからそのポイントを説明しますが、あくまでも「最低限、守るべきこと」です。実際は上記の視点を持って、対応することが重要になるでしょう。
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