【富永愛(富永愛法律事務所 弁護士、外科医)】
人間が生きている限り「がん」はなくなりません。医療従事者であれば、がんはDNAの修復異常、誰の体にも起こり得る老化として生物が当然持つリスクだと知っています。しかし、世の中では、がんは放置した方がいいという医師がいたり、がんに効く特効薬はがんを完治させるかのようなイメージで報道されたりしています。医師は、がんとの闘いにはまだ勝てないし、がんを発見する完璧なツールが発明されない限り、がんの見落としもなくなりません。
(残り3139字 / 全3369字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】