【東芝病院看護部長 大橋純江】
プリセプターシップという新人指導システムでは、変化する臨床現場に対応できなくなったと判断したのが4年前。「組織で新人を育てる」仕組みは、特定の1人に負担となってしまう方法ではなく、かかわるすべてのスタッフが新人に対し責任を持つこと、持たせることが重要と確信した。新人看護職員研修の基本的な考え方としては、所属チームで教育・支援する方法とした。チームでサポートする体制、このスローガンは“みんながあなたのサポーター”である。当院の離職率は10%未満と非常に高いわけではなく、過去6-7年における新卒看護師の入職も15人前後である。このため、この新たな体制は、新卒看護師の離職防止というよりは、効果的な教育と指導が目的である。
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