【社会医療法人大道会副理事長・森之宮病院院長代理 宮井一郎】
大道会は、2006年に3つのプロジェクトを同時に完遂させるべく、法人全体で取り組んだ。3つのプロジェクトとは、①急性期医療を中心とした大道病院(240床)に、ボバース記念病院(246床)の小児リハビリテーション(リハ)・回復期リハ機能を統合した森之宮病院(351床)の新規開院②ボバース記念病院を102床にスケールダウンして地域密着型病院に改修③大阪府立成人病センター敷地内のPET画像センター森之宮クリニック開業-である。森之宮病院では、一般病棟151床の看護基準を7対1にアップ、リハに対する医療保険のカバーを6単位から9単位に拡大したことに伴い、看護師、理学・作業療法士、言語聴覚士の要員の増加が図られた。そのため、法人組織の職員数が数年で800人から1200人と急速に肥大化した。
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