■優秀賞
「OPTiM AI ホスピタル」
株式会社オプティム(東京都港区)
ビジネスDX本部 サービスマーケティング部
医療DXユニット ディレクター
山本大祐(やまもと・だいすけ)氏
「企業と病院で合わせて7分間の最終プレゼンテーション、そして直後の大賞決定はとてもスピーディーでしたね。とても面白かったです」。最終審査をこう振り返った山本氏。社会医療法人祐愛会織田病院(佐賀県鹿島市)のシステムエンジニアで情報管理室課長の森川伸一氏も、この言葉に大きくうなずいた。
短い時間の中で、各社と導入病院は、審査員と会場参加者にささる言葉を発した。山本氏の口からついて出たのは「AIによる医療界の行動変容の影響はもう出ているのではないか」。AI技術を遠い将来ではなく、身近な話題に近づけた。「現場にAIを溶け込ませるような仕掛けも大事。現場で使いこなしてもらうため、適した提供形態を考えていく必要がある」と医療現場との歩調の大切さを、最終審査後のインタビューで改めて強調した。
森川氏は、これまで文書作成業務について「時間がかかりすぎ」と言い切りながら、「医師、看護師の本来業務である患者との接点増につながった」と、「OPTiM AI ホスピタル」を評価した。さらに、意欲的に業務・手続きの自動化を進めることを目指す森川氏。「AIによる効率化は進めているが、理想を言うと、電子カルテから全ての業務システムをつなぎ、外来から入院・退院までの手続きを自動化したい」と先を見据える。
プレゼンテーションで、「OPTiM AI ホスピタル」による取り組みを“挑戦”と語った森川氏。山本氏は「来年以降の(病院DXアワード)応募も含め、さらなる製品開発を行っていく」と、共に挑戦を続ける意欲を見せた。
▽「OPTiM AI ホスピタル」の記事は以下から
https://www.cbnews.jp/news/entry/20250127102432
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