厚生労働省は、日本の大学医学部での外国人留学生の受け入れモデルを構築するための実証事業の実施などを盛り込んだ「国際保健ビジョン」を公表した。実証事業に向けた検討を2024年度に開始する。【松村秀士】
医学部の定員や外国人留学生の受け入れ体制などの具体的なスキームの内容も検討する。また、医療機関での外国人患者受け入れ体制整備推進事業について24年度も引き続き実施し、次年度以降は拡充を目指す。
「国際保健ビジョン」は、グローバルヘルスに関する取り組み方針や具体策などを示したもので、厚労省が26日に取りまとめた。
それによると、医薬品の安定供給確保策では特定重要物資である抗菌薬について国内製造の原薬が継続的に用いられる環境を整備するための枠組みや一定の国内流通量を確保する方策を検討し、24年度中に結論を出す。
また、スタートアップ企業の立ち上げと成長を支える「創薬エコシステム」を活性化し、創薬基盤を再構築する。
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