厚生労働省は20日、大学附属病院の本院に求められる機能を整理するとともに、他の特定機能病院とは異なる承認基準を設けることも含め検討を行う案を有識者検討会に示し、了承された。その他の特定機能病院に求められる機能も引き続き整理する。【松村秀士】
高度の医療を提供する特定機能病院を巡っては、社会保障審議会の医療分科会が3月、承認要件に関する意見書を武見敬三厚労相充てに提出した。その中で、特定機能病院を称する大学附属病院に求められる機能を整理することや、高度の医療を提供する能力を有するという承認要件について医療技術の高度化といった時代に即した設定を検討することを提言。また、新たな承認要件を設定することも含め「特定領域型」の特定機能病院の在り方を検討するよう求めた。
意見書を踏まえて厚労省は7月上旬、
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