【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■急性期一般入院料2が全国で2万床超え
急性期一般入院料、地域一般入院料の病床数の推移を見た=グラフ1=。直近10年くらいの間に、全国の総病床数は減っている。看護配置7対1の急性期一般入院料1は、2014年の約38万床をピークに直近では約34万床まで減った。また看護配置10対1は12年の約21万床から直近では約15万床(急性期一般入院料2-6の合計)まで減った。
これらの病床の減少は、地域の医療ニーズが急性期一般入院料から地域包括ケア病棟入院料などへ変化した表れだと理解している。さらに看護配置10対1の入院料の推移を見ると、18年の一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)による細分化以降では、急性期一般入院料4の病床が増え、入院料5と6は減っている(入院料7は22年度改定で廃止)=グラフ2=。
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次回配信は8月21日5:00を予定しています
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