専攻医の定員数に上限を設けるシーリングを巡り、日本専門医機構は19日に開かれた医道審議会の医師専門研修部会で、医師少数区域などにある施設での研修を1年以上設ける「特別地域連携プログラム」の要件を緩和する案を示した。医師少数区域の病院へ新たに医師を1年以上派遣する研修施設を連携先に加える提案だが、地方の都市部に医師が集中する「ミニ一極集中」を招くなどとの反対意見が相次いだ。【渕本稔】
特別地域連携プログラムは、シーリングによる専攻医増加の効果が対象都道府県の周辺都市に留まる可能性があることから、医師多数の都府県を対象にシーリングを設定する通常募集プログラムなどとは別枠で設けている。医師が不足している都道府県のうち、医師少数区域の施設などを連携先とし、1年以上そこでの研修を行う。
しかし医師少数区域では、
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