政府は11日、経済財政諮問会議に骨太方針2024の原案を示した。特定の地域や診療科、病院と診療所間の医師の偏在を解消するため、診療報酬など経済的なインセンティブや規制的な手法を組み合わせた対策のパッケージを年末までに作る。【松村秀士、兼松昭夫】
医師の偏在対策では、大学医学部の地域枠の活用など養成過程での取り組みも組み合わせる。また、規制的な手法としては、「医師少数区域」などでの勤務経験を管理者の要件にする医療機関の大幅な拡大を挙げた。
武見敬三厚生労働相は、5月23日に開かれた経済財政諮問会議で、医師の派遣・配置計画を地域ごとに明確化する方針を示していた。省内の検討会で、年末にかけて枠組みを議論する方針。
医師の地域偏在を解消するための経済的なインセンティブとして、
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